今回は、「10年以上音信不通になっている弟を見つけてほしい」の人探し調査事例をご紹介します。
依頼者:お兄様(S様50歳) 対象者:弟様
調査場所:愛知県名古屋市東区
依頼内容
今回はS様50歳、対象者のお兄様から人探しの依頼をいただきました。
弟様とは10年前までは交流があったそうですが、ここ10年は音信不通になっていたのだそうです。
先日、お母様が他界されたそうで、その際に訃報の連絡を入れるために弟様との連絡を試みたそうですが、連絡が取れない状態であるとのことです。
現在40代後半になる弟様は以前と代わりがなければ独身。
元々ギャンブルや酒などが好きな性格で、職業も不定でなかなか落ち着かない性格だそうです。
10年前にお父様も他界しており、その際にお兄様はお父様の土地と、生前お父様が行われていた不動産の管理会社を次いで現在まで事業を続けられているそうです。その際の相続として、弟様は数千万円受け取っており、おそらく現在もその時のお金を切り崩して生活しているだろうと考えられているそうです。
今回、お母様も亡くなられたことで、弟様とお母様の遺産の相続について話し合いたいことと、今回連絡が取れずに勝手に配分してトラブルになることを避けたいという思いがあるそうで、お兄様は現在都内在住ですが、弟様が失踪前に愛知県内に住んでおられたことから、弊社への依頼を行うことになったとのことでした。
調査内容
弟様は仕事を転々としており、以前の弟様の勤務先に連絡したものの、9年以上前に退職していることを伝えられたそうです。
また、当時の連絡先なども現在では使われていない様子であることから、現状の弟様についてわかる情報はかなり少ない様子でした。
今回の依頼の目的としては、
・弟様の現在の住所、連絡先を取りたい。
・変な生活をしていないか確認したい。
の2点になります。
弟様は相続時に大金を受け取る前はかなり金銭的に困窮しており、場合によっては違法行為や反社会的な人物との交流があることさえ考えられるそうです。
そのようなことから、弟様の現在の連絡先や住所に加えて、素行調査なども行なってほしいとのことでした。
現時点でお兄様が持っている弟様についての手がかりとしては、
・弟様が10年前に住んでいたアパート
・10年前の連絡先(現在では使われていない様子)
・20年前の顔写真
でした。
以上の手がかりから、弟様を探していきます。
調査結果
最初の調査は、愛知県名古屋市内にある、10年前に弟様が住んでいたというマンションから始まりました。
お兄様はもしかしたらまだ住んでいるかもしれないと言っていましたが、確認をすると相続した後にしばらくして転居していることが判明しました。
弟様は、当時そのマンションにペットの犬と共に居住していたようですが、近隣に親しい友人などは一切見つかりませんでしたが、当時から住んでいる人物の情報によると、頻繁にパチンコ店に通っていたとのことでした。
その後、弟様は名古屋市東区の賃貸マンションに引っ越していたことが判明しました。
マンション内での出入りを撮影し、お兄様に写真を確認してもらうことで、本人であることを確認、弟様の素行調査も行なっていきます。
弟様の生活状況を確認していると、どうやら現在定職にはついていない様子でした。
弟様は毎日朝一でパチンコ店に通います。
昼過ぎまでぶっ続けでパチンコを打ち続けた後退店し、近くの飲食店で食事をとった後、一度自宅に帰り、夕方ごろには30分程度の犬の散歩を日課としている様子でした。
定期的にパチンコ店だけではなく、競馬や競艇などにも出入りをしており、生活のほとんどはギャンブルと犬の散歩で構成されるような状況でした。
かなり金遣いの荒い生活をしているものの、現在はまだ経済的には困窮していない様子で、お兄様が懸念されていたような、違法行為を行なっていたり、反社会的な人物との接触などは見られませんでした。
まとめ
お兄様に調査報告書を提出しました。
弟様は生活、容姿共に10年前とさほど変わらない様子であるとのことでした。
住所が判明したので、相続などの連絡は書面で送ってみるとのことでした。
ただ、現在でもやはり定職についてはいなかったことはお兄様としても懸念材料であるようで、「母の相続も金額的にかなり大きいので、弟はやはりこのまま定年の年を迎えるまで、遊び歩いていくんだと思います。弟の今後が少し心配です。」
と不安を漏らしていました。