ご依頼者様
愛知県でNPO法人を運営されている方からのご依頼。
介護サービスのグループホームや就労支援の活動を行っていました。
愛知県内に事業所がいくつもあり、その中のあま市で二つの施設を任せている責任者が調査対象者でした。
どうやら事業所には、毎日出ているのですが、勤務時間が短いと噂になっていたようです。
立場上、勤務時間を守っていないとなると、一般職員に示しがつかないため証拠を基に話し合いを行い改心させたいとのことでした。
また、支援が必要な方たちの手助けを行う業務において、真剣に向き合えない人物を管理職に置いておくわけにもいかないと思うところもあったようです。
ご依頼内容
職員の素行調査
調査概要
ご依頼者様の支援施設は、朝9時から18時で活動していました。
そのため、出勤時間から退勤までの時間の行動を確認することとなりました。
調査日数は、平日の5日間行うこととしました。
また、任せている施設が二つあったため、どちらに出勤するかは日によって変わるとのことでした。
証拠を押さえて、本人が反省してくれることを願うばかりです。
調査結果
1日目
朝8時に職員のアパートに到着し、調査を開始した。
9時から施設が始まるため、施設の開始に合わせると8時半にはアパートを出なければいけない計算であった。
しかし、9時になっても対象者がアパートから出て来ることはなかった。
10時半、ようやくアパートから対象者が出るのを確認した。
車に乗車し、アパート駐車場から発進する。
施設に向かうかと思いきや、自宅アパート近くにあったケンタッキー・フライド・チキンのドライブスルーへと立ち寄り、余裕をもって注文しているのを確認する。
その後、ようやく施設へと向かうのを確認した。
この日は、支援が必要な方を車に乗せて、グループホームへと送り届けるようであった。
施設の中へと入り、支援が必要な方たちを車に乗せて、施設を出るのを確認した。
3つのグループホームにそれぞれ送り届け、施設に戻るかと思いきやなんとそのまま自宅アパートへ帰宅した。
結局1日目は、そのままアパートから出る事はなく、調査を終了した。
2日目
朝8時、対象者アパートに到着し、調査を開始した。
この日は、8時半にアパートから発進するのを確認する。
9時前に、任されている介護サービスの施設に出勤した。
12時に施設から、対象者が出て来るのを確認した。
車へと乗車すると、施設近くにあったラーメン屋さんへと入るのを確認する。
店内で食事を終えると、同施設へと戻るのを確認した。
対象者が退勤時間より早い15時に施設を出る。
施設を出た後、薬局へと立ち寄り、日用雑貨を購入し、そのままアパートへと帰宅した。
この日も、短い勤務であった。
3日目
朝8時に到着し、調査を開始する。
午前中、対象者が出て来る気配はない。
13時、対象者がアパートから出るのを確認する。
車に乗って、対象者が家の近くにあったうどんチェーン店へと入るのを確認した。
食事をした後、そのまま自宅アパートへと帰宅する。
この日は、施設に一度も顔を出すことなく自宅にこもりきりであった。
決定的な、職務怠慢の証拠を押さえる事ができた。
4日目
自宅アパートに到着し、調査を開始する。
9時にアパートから対象者が出る。
そのまま施設へと向かう対象者は、1日ぶりに施設に顔を出すのを確認した。
この日は、2日目同様に車でグループホームに送り届ける日であった。
13時頃、対象が、支援している人たちを車に乗せてグループホームへと向かう。
それぞれの施設に送り届けて、そのまま自宅アパートへと帰宅した。
どうやら送りがある日に関しては、さすがにサボることはできないため、施設に顔を出している様であった。
もちろん、そのまま自宅から出ることはなく調査を終了した。
5日目
調査最終日
調査開始後、9時半に対象者が自宅から出るのを確認する。
施設へと向かう対象者を確認する。
10時前に施設に到着し、そのまま出勤した。
この日は、珍しく昼食をコンビニで購入する以外施設から出る事はなかった。
17時半、対象者が施設から出るのを確認した。
車に乗車し、帰りにラーメン屋さんへと立ち寄る。
ラーメンを食べた対象者が自宅アパートに帰宅し、本調査を終了した。
調査結果
噂通り、対象者が勤務している時間は、最低限に近い物であり、1日関しては、出勤すらしていないことが判明した。
証拠を基に、対象者とご依頼者様がお話をした結果、改心し、職務を改めるとのことで猶予をあたることとした。
しかし、また同じような噂が立つようであればしかるべき対処をとるとのことであった。
管理職に任せている業務は大乗ですか?少しでも不安があるのであれば一度相談してみてください。