幼い頃に両親が離婚して、自分の母親や父親がどんな人でどこにいるのか分からないという人はいないでしょうか?
また、両親が再婚しており、本当の母親、父親だと思っていた人が実は違っていたなんてこともあります。
事実を知らされた時は、本当にショックを受けるのと同時にじゃあ本当の親は誰なのか気になって頭から離れなくなってしまいます。
名前も住所も分からないや、両親から聞いて名前だけは分かるけど他に情報がないなど、いざ探したいとなった時にとても困惑するものです。
また、見つけ出した時のことを考えると自分のことを覚えているかどうかや会いに行ったときどうしようと不安に駆られることもあると思います。
少なからず、覚悟を持って探し始めるのがいいかもしれません。
今回は、本当の肉親を自分で調べる方法を解説します。
両親や親せきに聞く
正直、自分の両親や親せきが自分の肉親を知っていた場合、聞くのが一番早いです。
ただ、昔の情報であったり、子供に会わせたくないため嘘を言う可能性もあります。
そのため、実際に本当かどうかは、その情報を頼りに探してみる他ありません。
また、両親に心配をかけたくないから、黙って探したい方も多いかもしれません。
戸籍の附票を取得する
いわゆる戸籍を辿っていき、本当の親を見つける方法です。
現在の親の住所までたどり着くまでに戸籍謄本等を何度も取得しなければいけないことがあります。
まず、自分の戸籍謄本を取得してください。
戸籍謄本とは、戸籍に記載されている全員の身分事項を証明するものになります。
戸籍謄本には、自分の父親と母親の名前が記載されていますので、名前を知らなかった人は、初めて親の名前を見ることになります。
また、戸籍事項に自分がどこの戸籍(本籍・筆頭者名)から異動してきたが書かれている場合、その本籍と筆頭者名でさらに戸籍謄本を取得します。
戸籍事項に改正による編成と記載があれば、現在の本籍と筆頭者名で改製原戸籍謄本というものを取得します。
改製原戸籍とは、改製される前に除籍した人や認知した子、養子縁組、離婚などに関する事項が含まれている戸籍謄本のことです。
場合によっては、戸籍謄本ではなく除籍謄本というものを取る必要が出てきます。
この戸籍謄本(除籍謄本)や改製原戸籍謄本の取得を実の肉親の戸籍が出るまで繰り返します。
実の親の戸籍謄本にたどり着くことができたら、戸籍の附票というものを取得します。
戸籍の附票には、これまで戸籍に記されてきた今までの住所が連続で書かれています。
一番新しい住所に、本当の親が住んでいる可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、役所にしっかりと転居届等を出していない場合は、あくまでも最後に住んでいた(もしくは届け出を出していた)住所までしか遡ることができないため、難しいでしょう。
そういった場合は、聞き込みや戸籍を辿っていくうえで出てきた情報を基に、新しい情報を探っていきましょう。
役所の担当の人に、自分の本当の親のことが知りたいですと事情を説明すれば優しい方であれば、どうすればよいか教えてくれるので困った場合は聞いてみてください。
SNSを使って両親を探す
時代が進むにつれて、世界中どこでもSNSで繋がれる様な時代になりました。
実の親の情報や、自分が生まれた時のエピソードがあれば、SNSで情報提供を呼び掛けることで本当の親に会うことができるかもしれません。
もちろん本当の親がSNSをやっていなくても、周りの人間がやっている確率は高いでしょう。
自分が発進している情報によっては、周りの人間が気づいて、本当の親に知らせてもらえるかもしれません。
そもそも名前で検索してみたら、親のアカウントがヒットするかもしれませんので一度試してみるのもいいでしょう。
戸籍を辿っても、SNSを使っても見つからない場合
一度探偵事務所に相談してみましょう。
本当の親の住所は分かったけど、遠方のため本当に住んでいるのか確認しにいけないや、住所に確認に行ったけど、人が住んでいる様子がなかったなんてことがあります。
探偵に依頼することで、聞き込み調査や身辺調査を行うことで住んでいるかどうかや、今現在の本当の住所が特定できるでしょう。
また、いきなり押しかけて誰かと住んでいたら迷惑になるんじゃないかや、今の生活状況を知っておきたいとなれば、実際に映像や写真、報告書で確認することができるのでどういった人物なのかも掴みやすいです。
自分一人で行うことにも限界があるため、できる限りのことをしてあとは任せて見るのがいいのかもしれません。
真実を知ると言うのは、なかなか覚悟が必要ですが、何十年も会えていなかった子供に会えたらきっと幸せな気持ちになれるはずです。
また長年お互いに話したいことがいっぱいあったはずなので、お互いが時間が作れるときにゆっくりとお話してみるのも良いでしょう。
自分の本当の親を探したい方は、ぜひ一度ご相談しに来てみてはいかがでしょうか。