News & Blog 【探偵豆知識】違法調査になる方法とは?アウトになる基準を解説!

2024年1月30日
探偵豆知識

【探偵豆知識】違法調査になる方法とは?アウトになる基準を解説!

長く逃亡していた政治犯の一人がとある病院で「自分だ」と告白してから亡くなった、というニュースに世の中が騒がしいですね。

何十年も逃亡していたとして、その間生活できていたことが驚きですし、身分証明が必要なシーンも多々あったはずなのに、どうやって切り抜けてきたのでしょうか。

しかし、当の本人が生存中に確定できなかった点からしても、何ともやりきれない事件であることは確かですね。

さて、今回は、探偵事務所の調査方法で違法と見なされるものについて詳しくお話ししていきます。

探偵事務所であっても、さまざまな理由により、やってはいけない・できない調査方法もあるものです。

どんな方法がセーフで、反対にどんな方法がアウトになるのか、ぜひ最後までじっくり読んで参考にしてください。

1.こんな調査方法はやってはダメ!アウトになる方法とその理由!

最初に、どんな調査方法がアウトとなるのか、4つのパターンを例示して詳しく解説します。

探偵業務を許可されているとはいえ、アウトと見なされる調査方法もあるのです。

調査方法1:ターゲットの自宅に侵入する

探偵事務所の調査では、ターゲットの自宅に侵入できません。

こうした行為は、不法侵入となり違法調査と見なされます。

たとえば、ターゲットや浮気相手が確実に自宅で浮気行為におよんでいるとしても、探偵事務所が現場に踏み込むことはできないのです。

万が一強行突破してしまうと、住居・建造物侵入罪に当たると判断されることでしょう。

調査方法2:差別につながる情報を調査する

差別につながる調査をするのも、アウトと見なされます。

たとえば、人権侵害・人権差別・部落差別といったことにつながる調査は、依頼されてもできないのです。

何らかの理由でターゲットの素性が知りたい場合であっても、上記のような内容に当たると判断した場合は、探偵事務所から断られることでしょう。

反対に、上記のような内容でも調査を受ける探偵事務所は、信頼できないといえます。

調査方法3:ターゲット宛の郵便物を許可なく持ち出す・開封する

探偵事務所では、ターゲット宛の郵便物を許可なく持ち出したり開封したりすることはできません。

調査のためであっても、本人に無断で持ち出すことは窃盗罪に当たり、開封することはプライバシーの侵害に当たります。

確かに、ターゲット宛の郵便物の内容をチェックすれば、決定的な証拠がつかめるかもしれません。

しかし、法律で違法調査とされている以上、不可能なのです。

調査方法4:本人と偽っての戸籍謄本や住民票などの写しを請求する

探偵事務所が、調査のターゲットとなる本人と偽って戸籍謄本や住民票などの写しを請求することはできません。

正当な理由がなければ、探偵事務所での調査といえども、むやみに戸籍謄本や住民票の写しを請求できないのです。

こちらも、戸籍法や住民基本台帳法などに反すると見なされます。

なお、本人からの委任状を偽造して請求することも、当然ながら不可能です。

2.違法調査にうっかり加担しないためには?依頼者ができること4つ!

探偵事務所の違法調査にうっかり加担しないよう、依頼者として気を付けることも必要です。

ここでは、探偵事務所へ各種調査を依頼するときに注意すべき点を、具体的に4つご紹介します。

その1:「探偵業」として届け出済みか確認する

まずは、探偵事務所が、活動地域の公安委員会へ「探偵業」として届け出済みか確認してください。

探偵業を業務として行う場合は、必ず必要な届け出になります。

信頼できる探偵事務所なら、自社ホームページや名刺などに届け出番号の記載があるはずです。

万が一見当たらない、問い合わせてもはぐらかされるといった場合は、未届けの可能性があるので、調査依頼をしないでください。

その2:探偵事務所でできる調査方法を理解しておく

探偵事務所でできる調査方法をある程度理解しておくことで、違法調査への加担を避けられます。

探偵業として届け出している場合に、探偵業法よって認められているのは、尾行調査・張り込み調査・聞き込み調査の3つが基本です。

実際に、信頼できる探偵事務所では、基本の3つの調査方法を並行するなどして、合法的かつ効率よく客観的な証拠をつかんでいきます。

わざわざ違法調査を行わなくても、豊富な実績とノウハウがあれば、問題ないのです。

その3:どんな方法で調査するのか具体的な説明を受ける

違法調査に加担しないためには、調査方法について探偵事務所から具体的に説明してもらうようにしましょう。

合法的に調査をしている探偵事務所なら、どんな方法で進めていくか、分かりやすく説明してくれるはずです。

なお、今回ご紹介したような違法な方法で調査すると言われたら、決して依頼してはいけません。

たとえ証拠をつかんでも、無効と判断されてしまいます。

その4:依頼者から無理な要求をしない

依頼者として気を付けるべきこととして、探偵事務所に無理な要求をしないことも挙げられます。

探偵事務所は、依頼者の要求にできるだけ応えられるよう、親身になって相談に乗ってくれます。

とはいえ、信頼できる探偵事務所なら、違法調査に当たる要求は絶対に受けません。

しかし、すべての探偵事務所が依頼者からの要求を完全に拒否できると断言できないのも、事実なのです。

まとめ

今回は、探偵事務所の調査で違法となるものはどんなものかについて、詳しくお話ししました。

確実に証拠をつかむためであっても、決して違法調査に加担してはいけません。

まずは、この記事をよく読んで、どんな調査方法がダメなのか、どんな方法で回避できるのかをよく理解しておきましょう。

なお、私どもでは地域の公安委員会にきちんと「探偵業」の届け出を行い、法律に沿って正当に調査業務を行っているので、安心してご依頼ください。

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