News & Blog 【西区信用調査事例】新規取引先企業が本当に信用できるのか確認したい

2023年8月23日
素行調査事例

【西区信用調査事例】新規取引先企業が本当に信用できるのか確認したい

今回は、「新規取引先企業が本当に信用できるのか確認したい」の信用調査事例です。

依頼者:会社経営者(T様50歳男性) 対象:取引先企業

調査場所:愛知県名古屋市西区

依頼内容

今回の調査は企業の信用調査の解決事例になります。

依頼者はT様50歳です。

T様のは会社経営者をされているそうで、今回、これまで付き合いのない新しい会社との取引を検討されているとのことでしたが、経営者の勘というべきか、決定的な根拠があるわけではないものの、新規の取引を行う上で相手企業に不審に思うような点が多く、怪しく思ったのだといいます。

T様の経営する企業は、携帯やスマホ端末のシステム開発や、アプリ開発などを請け負っている企業であるとのことでした。

クライアントからアプリやシステムの開発の依頼を請け負い、普段は自社のスタッフが開発に携わるとのことでした。

今回、クライアントからAIを利用したシステム開発が出来ないかと相談を受けたのだそうです。

かなり予算が豊富な企業からの依頼で、無事に納品が出来た場合はかなりの利益が見込める契約であったそうです。

しかし、T様の企業にはAIに強いシステムエンジニアが在籍しておらず、やむ終えずアウトソーシングを行い、開発を行うことにしたのだそうです。

これまではAI分野のシステム開発を担当したことがなく、既存の取引先が存在しなかったことから、新規の取引先を探すこととなりました。

その結果、実績が豊富であるものの契約金額がかなり高額な企業と、契約金額の安いベンチャー企業が選択肢になったのだそうです。

T様は、多くの利益が見込めるベンチャー企業への依頼を検討しているものの、設立間もない企業であるとのことで、本当に依頼していいものか決めかねているそうです。

もし、開発に成功すれば多額の収益が期待できる一方、開発には多少の期間がかかることや、資金面での先行投資が必要になります。

今回は、本当に業務を依頼するかどうか踏み切る前の判断材料として、相手企業が本当に信用に値する企業であるか、詳しく調べて欲しいとのことでした。

調査内容

T様に取引先企業についてわかることなど詳しく事情を伺いました。

T様は今回たまたま出張で愛知県に来られていますが、会社の所在地自体は都内にあるそうです。

今回愛知県にある弊社事務所に依頼した理由は今回の取引先企業が名古屋市内に構える企業であるからであったようです。

当初は信用を図るためにも、実際に会って打ち合わせを行うことを希望されていたT様ですが、相手企業から断られてしまい、リモートでの打ち合わせしか出来ていないそうです。

T様は仕事柄、名古屋市に出張に出ることもあり、直接事務所に向かうことを提案したところ、現在社員がリモートでの勤務が多く、事務所に行っても社員と会うことが出来ないと言われしまうそうです。

事務所は名古屋市内の某ビル内に入っているそうですが、実際に現地に赴いて会社としての実態があるかどうか確認してほしいとのことでした。

今回の依頼の目的としては、

・取引先企業が本当に住所に存在するか確認したい。

・会社としての実態があるかどうか確認したい。

・相手企業が本当に信用できるかどうか確認したい。

の3点になります。

T様としては、今回の対象のベンチャー企業が信用できなければ、利益は小さくなるものの、確実に信用できる企業に依頼するつもりであるとのことでした。

調査結果

まずは調査員が実際に現地に赴き、会社としての実態が本当にあるのかどうかの調査を行いました。

早速、事務所の住所であるビルを訪れてみましたが、ビル内には複数の企業がはいっていましたが、該当する企業の名前を見つけることが出来ませんでした。

更に詳しく調べてみたところ、その住所はバーチャルオフィスとして登録されている住所で、行われているのは、郵便物などの転送程度で、実際にその住所への出入りはないことが発覚しました。

相手企業が人材募集をしていたので、次は人材募集に応募を行い、社内の人物との接触を試みました。

その結果、面接を行うことができたので、会社についての概要や仕事内容などを詳しく聞き出すことが出来ました。

その結果、どうやら企業は存在していたものの、実態は社長である人物1人のみの会社で必要に応じて外注を行っている状態であることがわかりました。

更に、公開情報として公開されていた実績などに完全な偽りはなかったものの、どうやら会社設立前にフリーランスとして開発の一部に参画しているのみであり、設立後には現状まだ大きな開発には携わっていないようでした。

十分な情報を調べることが出来たので、この時点で調査を終了しました。

まとめ

調査報告書をT様に提出しました。

取引をしようとしていた企業はほとんどフリーランスと大差ない状態であり、T様は大きな取引をするには不安を感じるとのことで、取引を行うことを見合すことにしたそうです。

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